アメリカ産牛肉の輸入再開について

アメリカは何か勘違いをしている。アメリカは先の失敗で、「社会的信用」を失ったのである。アメリカは、なくした物の大きさを理解していない。

アメリカは、先の取引で、危険部位を取り除いて輸出することを了承した。今回これが守れなかったのである。

つまり、「アメリカは約束を守れない国」であることを証明してしまったのである。どんな約束をしたとしても、「これを徹底する機構を作ることが出来ない国」であることを証明してしまったのである。

これを解決するには、「再発防止策」を説明し、納得してもらう以外にない。アメリカは、今回失敗した会社の認可を取り消し、問題を起こした検査官を担当から外したから大丈夫であると言っているが、処分と再発防止策とは、何の関係もない。

勿論、科学的根拠は全く関係がない。科学的に安全な物を説明されたとしても、「これを守ることが出来ない国」であることを証明してしまったからである。

更に、たとえ全頭検査を持ち出してきたとしても、全く関係がない。「信用できない」で済まされるからである。

失敗をするまでは、紳士協定であるから、相手を信用し、「注意するから大丈夫」、で済むが、この社会では、失敗し、一度信用をなくすと、紳士協定が破られたのであるから、「注意する」では最早済まされない。信用を回復するには、相当の試練が要求される。当然アメリカとて例外ではない。独裁者でもない限り。

もう嘘はつきません、では答えにならない。この方法でやれば、絶対に嘘にはなりません、という方法を示す必要があるのである。

そんな方法があるのだろうか。無いかも知れない。しかし、出すまでは信用はされないのである。再発防止策は、簡単に考えつく物ではない。私など、何十時間も、寝ている時間以外はそのことを考え、知恵熱を出すまで、考えている。それでも見つからない時もある。その位大変なことなのである。

どうだろうか。なくした物の大きさが見えてきただろうか。

因みに、車を例に挙げていたようだが、車や家電の場合、やり玉に挙げられるのは「ブランド」である。牛肉にあるのは、国別の評価だけである。たとえ牛肉に、ブランドがあったとしても、今回問題を起こした企業名が、ニュースの題名に出てこない以上、そのブランド名は牛肉を代名詞することは出来ないと判断されたのであるから、同一視するのはおかしい。

アメリカは、賢者の国なのだろう。だから、愚かな回答は早く捨てて、賢い再発防止策を示して欲しいものである。私などより余程賢い人が沢山住んでいる国なのだから。 それとも、実はバカばかりなのだろうか。そう、今回の問題は、アメリカの畜産関係者が試されているわけではない。アメリカの頭脳が試されているのである。日本人など思いもつかない、画期的な、アっと言わせるような改善提案を見せて欲しいものである。

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