人質になっていた人の発言が問題になっている様だが、何か一つ忘れてはいないだろうか。人質になっている人間に与えられる情報はどんなものか、という点である。
人質に、見せしめのため、3日後に一人ずつ殺す、など言ったのだろうか。恐らく言ってはいないだろう。また、言ったからと言って、すぐに実感を伴う物だろうか。恐らく誰も実感はわかないだろう。また、万一わいたからと言って、どうなるものでもない。
であるならば、彼らにとって見れば、単に1週間足止めを食っただけに過ぎない。そして、それは交通事情の悪いああいう国では良くある話であり、足止めの1週間が過ぎたのならば、目的地に行きたいというのは当然ではないか。
小泉はそのくらいの分別の付く男だと思っていたが、見込み違いの様だ。聞いていてがっかりした。
使った国費を負担させる話がある様だが、外務省は果たして、使った金の明細を出せるのか。恐らく使途不明金が並ぶだけだろう。そんな明細書で人に請求するとは厚顔無恥も甚だしい。
所で、政府の行う援助は、相手国の国民には行き渡っておらず、民間の援助こそが役に立っている、と言う番組が以前放送されていたが、それが本当ならば、日本が世界に相手にされているのは、今回の様な、世界で活躍してくれるボランティアあってこそだと言うことになる。そう言うボランティアをやりもしない人間が、彼らに感謝しこそすれ、彼らを非難する権利があるのだろうか。お金を負担することで、日本の一員であるという顔をしているだけのくせに。
それにしてもイラク人は馬鹿ばかりなのか。
今回の人質は、一人は戦災孤児の面倒を見に、一人はそれをカメラに納めに、一人はアメリカの劣化ウラン弾の被害調査に、行ったのである。言ってみれば、アメリカを非難する材料を探しに来た人達なのだ。殺された人達も、会社の命令できた人達で、自ら金儲けに来た人は、アメリカにいて、温々と生活をしているのだ。そう言う人間にとっては、イラクで何人死のうと痛くも痒くもないのである。むしろ、イラクを非難することにより、自分たちの金儲けによる被害者という本当の理由を覆い隠すことになるため、大喜びしていることだろう。
今人質にしている人達も、何の効果もない。自分たちの首を絞めているだけである。
何と言っても、今回の3人は、二度とイラク入りを許されないだろうから。アメリカを非難してくれる人間を彼らは失ったのである。
アメリカ上層部のニヤついた顔がちらついて離れない。