ドイツの新税について

「インターネット等を就業時間中にやっているのは、給料を余分に貰っているのと同等であるから、その分の税金をかける」

ドイツの新税だそうである。

理屈は確かにそうかもしれないが、これでドイツは、世界最先端開発から脱落した。

世界最先端を数多く排出しているアメリカを見て欲しい。アメリカは裁量主義である。過程は問題にせず、結果だけを重んじている。この為、発想に制限がない。

自分の仕事を簡単に終わらせるため、何ヶ月もかけて Multix を、これが使い物にならなかったにもかかわらず、個人仕様にした UNIX を、開発したのは有名である。国防総省に納めるA.I.の仕事に、ゲームを題材にした例もある。今、フリーで流れているソフトの殆どは、アメリカ人が就業時間中に開発したものだと聞いている。

この自由さが、発想の制限を無くし、世界最先端を数多く排出する原動力になっているのは言うまでもない。これを国自らが足かせをつけようとしているのだ。世界最先端開発からの脱落は当然の結果だろう。

インターネット等を就業時間中にやることと、発想の自由と、何の関係があるのか。そう言ってくるだろう。しかし、発想とは、実にわがままで、何がきっかけになるか判らないものなのである。考えてみて欲しい。禁止事項を考慮しながら発想ができるだろうか。答えは、日本とアメリカの発想の違いから明らかであろう。これまで日本は、制約の多い中で発想を試みてきた。その結果、全ての始まりはアメリカだった。ようやくアメリカ型発想法が見えてきた現在、国自らがこれを禁止しようというのである。愚行と言わざるを得ない。

さて、何でも真似るのが好きな日本の政府である。しかも新税とあれば、飛びつくことだろう。実際実現に向けて、既に動き出しているに違いない。即ち、日本も国自らが足かせをつけようとしている訳である。

日本が世界最先端開発から脱落する日は近い。

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