意志について
人間と動物の違いを、意志を持っているかどうかで区別しようと言う考えがあるようだが、これは間違いである。
人間と動物の違いは、理性を持っているかどうかの違いである。動物は本能でしか行動しない。意志を持っているとされているチンパンジーがいるが、彼女も本能でしか動いてはいない。餌をくれるから手を動かしているに過ぎない。つまりただの芸である。彼女は、自分が頭のよいことを示したくて画面に向かっているわけではない。単にそうすることによって餌をもらえるからに過ぎない。これが、餌をもらえるからではなく、人に喜んでもらえるから、やるのだと言うことになれば、理性で動いていると言えるだろう。人間の子供がそうである。
この地球上の全ての生物(動物も植物も)は、人間を除いて、惟一つの例外なく、子孫を残すためだけに生まれ、そして死んで行っている。彼らは単に本能に従ってのみ行動しており、人生を楽しむようなことはしない。子孫を育てる本能を持ったものは、子孫が育ったら、死ぬだけである。子孫を育てないものも、別に人生を楽しんでいるわけではなく、更に子孫を残しているか、残酷な死が待っているだけである。
唯一、人間だけが、子孫を残すことに縛られず、人生を楽しんでいる。(苦しみだけだという方もおられるかもしれないが)
何故人間だけが例外なのだろうか。それを思う時何時も、「人間宇宙論」と言う仮説を思い出してしまう。即ち、この宇宙は偶然に出来たのではなく、人間のために作られた、と言う考え方である。
人間以外の全ての生物は、何故子孫を残すためだけに生まれ、死んでいくのか。それは、人間が生きられる地球環境を維持するためである、と考えられる。それは何故か、と言うことについても考えはあるが、ここから先は、宗教が絡んでくるので、ここまでにする。
尻切れトンボで申し訳ないが、要は、人間と動物の違いは、理性を持っているかどうかで議論して欲しい、と言うことで話を終わらせたい。